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Posted by TI-DA at

2012年05月13日

寝る前に読む本

寝る前にいつも本を読む。洗濯機の脇で。ようやくの一軒家に居ながら隅っこが落ち着く。この貧乏性に嫌気がさすのだけれど、やめられないのがもの悲しい。

今週はこれ。一気通貫。



僕にとって親は乗り越えるものだった。だから、好きか?と問われれば、もちろん「嫌い」と即答してきた。今は次第に老いを満たしていく彼らに穏やかに接することができるようになった。でもシンパシーではないの。たくさん迷惑をかけてきた罪滅ぼしというのが、どちらかと言えば大きい。僕の場合。

だからかな、この本はよく読めた。たぶんこの平川さんの怜悧な語り口には批判が多そうだな。親への情愛とかシンパシーがまったくない奴が介護録なんか書くな!とかなんとかね。

でも親へのシンパシーって何よ。子にシンパシーを求める親とか教師に、いったいどういう存在価値があるのかな。介護とはまったく離れたことを思いながら読んでた。







  


Posted by sky1973629 at 07:36Comments(0)本を読む

2012年05月12日

元気にするのが

他でもない最大の仕事だと思ってる。もちろん、いろいろと教科指導をしたり生活指導をしたり行事指導をしたりはするのだけど、そしてそれらはそれなりの結果を求められるのだけれど、それらの指導には「元気付け」が通底している。

未知のことでも「やってみよう」と手を挙げたり、周りに臆せず行動したりするそのエネルギー。まず自分を好きでなきゃいけないから、セルフエスティームと言ってもいいのかな。


あの大好きな37期生は、周りを驚かせるくらいチャレンジ精神旺盛らしい。中学校でね。いろんなおとながそれをわざわざ僕に報告してくれる。それが嬉しくてたまらないし、何よりの教師冥利。一昨日も早朝にある女の子にあった。「せんせ-、英検の早朝授業行ってくるね~」って手を振ってくれた。。。嬉しいな。あの3年間、本気で戦い続けてホントよかった。

さっそく窓を割って叱られた子がいるようだけど・・・、いいよいいよ、負けるな負けるな。臆するな臆するな。ここはあなたたちの世界。どんどん突き進め。

外の世界で前のめりのみんなの姿が、嬉しいのよ先生は。  


Posted by sky1973629 at 10:04Comments(0)教えること育てること

2012年05月07日

変えました

突然ですが、仕事かばんを変えました。



ポーターを好んでるんだけど、型番なんかは全く知らず。とりあえず、ポーターやや大から、ポーターやや小に鞍替え。仕事を効率的に効果的にやる!という最近の目標を果たすため、わざと小さめをチョイス。原則としてこのかばん以上の荷物は持っていきません。持って帰りません。


とりあえず備忘のため。
  


Posted by sky1973629 at 23:04Comments(0)日常

2012年05月07日

嬉しい嬉しい

手紙が届いた。ブラジルサンパウロからの手紙。何だろう・・・と思ったのも一瞬。すぐに思い出した。あの子だ!!

かれこれ6年前。4年生の担任をしたときに、可愛くて小さな女の子を受け持った。親が日系2世だったかな。いろんな理由があったんだろうね、1年後、ブラジルに帰っていってしまった。


その後、ブラジルから一度だけ手紙が届いた。沖縄を懐かしむ手紙。でも悲壮感はまったくなかった。強い子だなと感心したことは覚えてる。すぐにみんなで返事を書いた。でも、まだ年端もいかない子どもの書いたスペイン語の住所が解読できず・・・ええぃ!と曖昧な箇所は適当に書いて出してみた。あれから不通。おそらく届かなかったんだなと思ってた。

手紙の主はその子だった。



ずいぶんとおとなっぽくなった写真が何枚か入っていた。子どもの成長の早さに驚きながら、こんなちっぽけな担任のことを覚えていてくれたことを、心から嬉しく思った。6年後のレスポンス。なんだか心のわだかまりもふっとんでしまうほど。こんないい仕事ないよね。支えられてる。ありがと。  


Posted by sky1973629 at 22:38Comments(1)日常

2012年05月04日

僕のあえて

積まれた仕事を一つずつ片付けながら、NHKオンデマンドで井上雄彦さんのプロフェッショナルを見てた(聴いてた)。そしたら最後のお決まりな問いかけで、彼はこう答えた。


向上し続ける人。これがなくなったらプロやめないといけないと思ってる。。。


キャリアを積んだら、技量が上がったら、仕事は楽になると思っていた時期があったけど、そうじゃないなまったく。確実に年々忙殺されている。それは、欲張りになったとも言えるし、責任感の表れとも言えるし、視野が広がったとも言えるのだろうかな、まあいずれにせよ相も変わらずドタンバタンと鈍才にやってる。10年もやったら風貌も立派なもんになるだろうという淡い予想は外れ、恰幅もなく金もなく子どもたちとの毎日に一喜一憂し、愛車の軽自動車と同じくらいちっぽけに動き回る人生。

でもね、井上さんのカフェまわりの寂しげな後ろ姿はなんだか共感したっけ。そして勝手にこう思うの。いやいや、なろうと思えばもっと違う生き方もあるのよ。あごを上げるようなね。でもね、なぜか知らないけれど、僕は今の生き方をあえて選んでるんだって。なぜか知らないのに「あえて」と言うと矛盾するか。でもそんな感じなのだから仕方がない。

さあて、あえての人生に戻りましょうね。もう一つ片付けたら寝ようかな。
  


Posted by sky1973629 at 02:00Comments(0)日常

2012年04月30日

教えるということ

灰谷さんの文章を読むと背筋が伸びる。という生やさしいものではない。

刃物のような言葉は、この教師面した僕の身体を抉(えぐ)り悴(かじか)ませる。これほどまでに人生と教師という業を直結させ、あえぎ、その重さにのたうち回った人を僕は知らない。彼の文章は怒りともの悲しさで痛々しい。そして、だからこそなのかな、一縷の望みを感じる。子どもたちの「生きる」ということが示す希望性。安らぎ。かな


Aくんのこの優しさの前に、わたしたちは恥じる外ない。子どもを孤独に追いやっている社会が問題なのだが、それ以上に問題なのは、そのことに気づかない大人たちに囲まれて、子どもが暮らしているということである。
灰谷健次郎著『島へゆく』(理論社1981)


ナイーブな教師のあまりにも大げさな理想、人権派のセンチメンタルでは子どもは育たない。そう言い聞かせてきた。「子どもに寄り添う」という言葉を、無自覚に多用する教師が大嫌いで仕方がない。自分が救われるためだけの美辞麗句の世界は身の毛がよだつ。その言葉のルーツに明らかにこの人がいる。

でも、でもね、灰谷さんの文章を読んでいると、そういう灰谷言説に勝ち馬のごとく乗っかる人間にもまた、灰谷さんはイラだっているように思う(そんなことはまったく書かれていなのだけどね)。つまり、目の前の子どもというたった一人の人間から何を得、何を思い、この瞬間に何が為せるのかという差しの勝負をこそ、彼は僕たちに求めているように思える。


今ね雨が降ってきたよ。よい音なのに、僕の心は洗われないのよね。「ベストを尽くした」という慰めでは片付かない仕事に対して、僕は途方に暮れてる。

  


Posted by sky1973629 at 03:18Comments(0)教えること育てること

2012年04月28日

今日の読書20120428

久しぶりの休み。嗚呼、解放感この上なし。さあて読書。

今日は平山ドクターの『満足脳にしてあげればだれもが育つ』



(ADHDやPDDやLDの子たちは・・・引用者注)多くの場合、意識的に症状(行動)を出しているわけではないのだから、叱責や罰の対象となるかどうかは、教師はよく考えればわかることである。
平山諭著『満足脳にしてあげればだれもが育つ』(ほおずき書籍2011)


こんなくだりを読むとね、やっぱり「叱る」ことが教師のメインテーマになってはいけないね(もちろん教師のはじめの壁ではあるのだけど)。でもね、読み進めていると、これまで僕が試行錯誤してやってきたことが肯定されていることがけっこうあり、なんだか応援されているようでうれしい気分に。でも、新たな知見も多数。決して今に満足せず、まあユタユタとではあるけどね、進んで行こうっと。just keep on changin'!!!  


Posted by sky1973629 at 19:08Comments(0)本を読む

2012年04月28日

負けないよ

光栄にも、そして僭越ながら、学生を相手に教育を語った。

入り口は「子どもの叱り方」。でもそれは入り口であって、実は克服されるもの。「叱る」ことが教育のすべてではないし、必要十分な条件でもない。それは回避可能なもの。ほら、達観の方々は叱らないじゃないですか。。。叱らずとも目的を達成するじゃないですか。

でも、でもしかし、叱ることはやはり、教師が最初にぶつかる大きな壁であることに間違いはないように思う。力量が低いときにはやっぱり「叱ること」、それも「効果的に叱ること」が何より重要だなと思っている。

2つ話した。1つは「簡単に叱らないこと」。2つは「毅然と叱ること」。


もちろん、僕もまだまだ叱ることが必要な先生。でもね、以前の10分の1くらいになった。たくさん本を読んだし、うまい先生方の叱り方をこっそりじっくり観察したし、飛行機に乗って見に行ったこともある。それでもまだまだなのね。なかなか道のりは長し。


今回の学習会を企画してくれた学生さんからもらったペットボトルを見て驚いた。わざわざ小さな紙片がくくられてて、「ありがとうございます」だって。ドキッとしてさ、近頃の自分の慢心を一瞬にして痛感しました。細やかな心遣い、細やかな向上心、そして何より現実に負けない想像力。大きな夢を描く力。押せば動くという気分。教師にとって、いやいや生きる上で大事なことばかり。学生から逆に教えられたこと多数にして、明日がまた楽しみになった。ありがとね、みなさん。  


Posted by sky1973629 at 17:55Comments(0)教えること育てること

2012年04月26日

繰り返し

の仕事に忙殺されている。

嗚呼これはあまりにも辛い。何度も何度もエクスキューズ。


帰宅したら反射的にキャラバン。「旅に出よう」って誘ってくる。そうだよ、僕はまったく違う場所に行くのが好きだったな。同じ理由でまったく違う仕事をするのも好きだった。現職までに20も仕事をしたんだよ。

まあね、飽きっぽい、忍耐力がない、逃げ、と言われればそれまでなのだけれど。でも、新しい場所で新しい気分で歩き出すのが何よりも大好きだった。そのパリッとした気持ちがね、何より。なぜってさ、連綿と続く日常と、そこに居つくこのだらしのない僕の身体の、そのしみったれ具合が我慢ならなかった。

過去形でしか書けないのがさびしい。よし、旅に出よう!。。。なんてね


インザサン 旅に出よう 今
インザサン できるだけ遠く

Caravan「旅について」

  


Posted by sky1973629 at 00:14Comments(0)日常

2012年04月24日

20年前に叱られた

書いた後に思い出した。

この状態は20年前にちゃんと叱られたっけ。

「悩む前にやんな!」と怒鳴りつけられた。当時の職場の店長に。チンピラあがりって言われてたけど、いろんな話をしてくれた。最高の先輩だったな。場所は名古屋。新栄。バブル末期。

20年前と変わらないと思うとゾッとする。けど、ホッともする。これも御託。。。走りながら考えることにします。  


Posted by sky1973629 at 01:15Comments(0)日常