2013年01月05日

冬休みのお仕事①

明けました2013年。

今年は息子のたっての願いを聞き入れて、彼ら初の神宮参り。

息子らは念願のおみくじ。二人とも中吉・・・。まあまあですね~
と笑いながら僕はひかず。小心者の人間にとっておみくじは身
体に悪い。100円投げて、「ベストを尽くします。どうぞ元気で
働かせてください」と神頼みで十二分とする。

あまりたくさん持ってないけれど、誠心を尽くそう。
尽きない欲望はなるべく抑えて、清福を味わおう。
自己主張をする前に、まず人の話をしかと聴こう。

そう決めた一年。お天道様、どうぞよろしくお願いします。


さてさて、年末は親の介護で費やしてしまい、ほとんど学校に
行けなかった。学校から離れた期間が少々長かったせいかな、
なかなかエンジンがかからない。「おいおいがんばろうーぜ」と
担任リハビリを始める。

一番最初にやるのは、やはり掃除。掃除。掃除。
学期末にみんなで大掃除をしてある程度はキレイになってる
のだけれど、仕上げは担任の仕事。

冬休みのお仕事①

僕ら教員が真っ先にやらなきゃいけない仕事は、やっぱり環
境整備だと思っている。「掃除は子どもにさせなきゃ意味がな
い」と厚顔に言って徹底的に掃除をさせる方々がいるけれど、
僭越ながら、それは無知ではなかろうかと僕は思っている。
子どもは決して「掃除や」ではない。

僕ら教師が子どもたちにさせているのは「清掃学習」なのであ
り、「清掃」そのものではない。「清掃」の意義、つまり衛生の大
事さや気持ち良さ、効率的な術、協力などを教えるのが「清掃
学習」。だからそれらがある程度達成できれば、掃除に不十分
なところがあっても僕は差し支えない。残りは教室の管理者た
る担任の仕事に他ならない。

だから、せっせとやる。机を寄せながら、ロッカーをふきなが
ら、次第に子どもたちの顔が具体的に浮かんでくる。拾いも
のから学級の様子も見えてくる。「これ指導しなきゃいけない
な」とか「こういうのしっかり見ていかなきゃいけないな」と自
分と学級の課題がはっきりしてくる。これをせっせとメモする。

特に力を入れるのが生理的な感情が湧くところ。

冬休みのお仕事①
冬休みのお仕事①

学校はストレスのかかる場所。どんなに楽しいことをしたっ
てそれに違いはない。というよりも、一定のストレスをかけ
て成長を促すのが役目、とも言える。だから、なるべく生活
スペースで嫌な気分にさせたくない。とりわけ生理的な感
情が惹起されるところは熱心に。

カビキラーをまきまき、たわしでごしごし、ぞうきんでキュッ
キュッと拭いて完成。昨日と今日とで2日かければかなり
きれいになった。ふぃー。

頭巾に作業着ズボン。格好はただの大掃除をするおっさん
ですけど、思考は次第に教師モードに。


散らかっていた気分もまとまり始めてきた。
さあて、また演じてみようかと思う。


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この記事へのコメント
私のこと覚えていますか・・・?
元津嘉山小学校!!
Posted by みー at 2014年03月02日 20:59
みーだけでは・・・。う~ん。
Posted by コメスセイキ at 2014年03月02日 21:46
 
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