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Posted by TI-DA at

2011年05月17日

ぐぐぐっと・・・


あの日 ぼくらケモノみたいに抱き合った
玄関閉め キスして 孤独をぶつけて 火の玉になった
その先に 痛みがあろうと
不安で胸が張り裂けようと
今を薄めたくなんかなかった 深く刻みたいと思った

ハナレグミ『光と影』  


Posted by sky1973629 at 00:36Comments(0)日常

2011年04月17日

隙間の一日

ふと
空を見上げ
空を読む。

果てしなくすいこまれる
空を読もう。

ふと誰かの手から放たれた
自由な風船がふうわりと
空を舞う。

風に気づく。
葉が騒ぐ。
雲が流れる。

ふと
空を見つめる。
空を読む。

  


Posted by sky1973629 at 21:36Comments(0)日常

2010年12月05日

1994・冬・フリーダム

何年ぶりかに運動を始めた。少しずつ。うずく腰を抱えながら大股で坂を一気にあがってやった。腹筋もしてみた。大声で歌も歌った。背中がぎゅうっとなるくらい。

強くなろうと決めた。

そして、この自分のそのままで日向を闊歩する。





Whatever you do
Whatever you say
Yeah I know it's alright!!
  


Posted by sky1973629 at 21:46Comments(3)日常

2010年12月03日

生きる

(前略)
すぐそばを泳ぐ魚に手が届かないように
これだけ歳月を過ごして来ても
目がくらむほど暮しを続けて来ても

わたしはもどかしい、わたしはさわれなかった
あれがlifeなんだ、今こそ悟る
あれがlifeなんだ

(更衣着信「孤独な泳ぎ手」)


同じ時刻に目を覚まし、着替え、子らを起こし、新聞を読み、「今日もパンだね」と言っては朝食を流し込み、追い立てられるように車に乗り込む。

仕事をこなして一日が終われば、いつもの道程を辿って車に乗り込み、エンジンをかけミラーを起こし腰を入れブレーキを踏んでバックドライブをシフトして、同じ道を辿ってかばんを持ちドアを開けたら「おかえり」「ただいま」で覚めた夕飯を食べ、読み残した新聞を読み、子らを寝かせ、着替え、同じ時刻に寝る。


目がくらむ。。。。目が回るとも言える。
lifeとはここで生きること。生き続けること。日々を重ねること。イッツアルーティンワーク。


僕は触ってみたいと思う。更衣着が触れられなかった鰯の群れに。若気の至りといえどもそう思うし、思わなければ重ねられない。いつの間にかセンチメンタルに夜は暮れ。これなら触れそうだと、黄砂の月に手を伸ばす。  


Posted by sky1973629 at 22:29Comments(0)日常

2010年12月01日

押し入れではあってもね

詩編を読んでいる。いつもの夜。
何度も読んだ小池昌代の前書きをまた読む。何度目かな。


大人になるにしたがって、社会のなかでうまく生きるよう教育される人間は、その過程で、作品以前の、原始の「詩」に出会った記憶を、底のほうに沈め、押し込んでしまうのかもしれない。(小池昌代編著『通勤電車でよむ詩集』)


こういう箇所を何度も読んでしまう。教育される人間。その最たる場所に、今いることに苦笑い。押し入れは少し広くしなくちゃなと思う。広すぎてもいけないけれど、時に手足を伸ばせるものにしなくちゃ苦しいだけだ。

僕が子どもたちに、折を見て詩を書かせるのは、言葉へのこだわりという国語教育を越えて、潜在的にこういう理由があるの・・・かもしれないと、今、ふと思ったりする。


  


Posted by sky1973629 at 23:57Comments(0)本を読む

2010年09月04日

ちょっと。。。かなり反省

ある知人にあった。初顔の人も数名。


なんか最初から嫌な感じだった。雰囲気が。身体が信号を出してた。


案の定、

途中からおかしな話しが始まった。僕が大の苦手なあの話し。

その時点でも遅くなかった。帰っていればよかった。お互いおとななんだから、うまい理由などつけてさ。人の好むところまで踏み込むつもりはないの。「それ、オレは嫌いってさ」。そういうの言う必要はないの。でもだからって、付き合う必要もないの。生来の自分が久しぶりに頭をもたげてしまった。優柔不断。。。こういう自分から抜け出そうとずっとやってきたのにね。情けない。変な気を遣ってね、37になっても線引きできなかった。


結局は嫌な気分を存分に味わって帰ったさ。途中で帰るなら最初から帰るべきだった。その判断ができなかった。嫌な気分だけじゃなく、別の価値観が僕の中に入ってきて自分を情けなく思ってしまった。こんなの、折り返しが始まった僕の人生にはもう必要ない。真面目に身体に悪い。


まあいい。良い勉強になったさ。人間、歳ではありません。わずかな経験をいかに忘れず、きちんとストックし、サラッと判断に活かすかということ。それができるようになれば、きっと格好いいはずよ。格好いい人間になれ、オレ。



うだつのあがらなかった彼の気持ちが分かるような、分からないような。


すみません。意味不明の文章ですが、自分の戒めのため記しました。こんなことが二度と起こらないように。  


Posted by sky1973629 at 23:09Comments(3)日常

2010年09月04日

うふふの自己満足

2学期開始。やはり忙殺されてる。いつも通り。


授業
夏休みの宿題のチェック
運動会練習
陸上練習
人間関係作り再構築
作品展準備
めあて貼りだし
PTA作業
・・・

きりなし


週末もずっと仕事をしてるけど、心身の健康のためにちょっと読書。エッセイなのに、こういう文章の出逢うとニヤリとしてしまう。


「人生におけるトラブルの大半がそうであるように、その痛みは何の前触れもなく唐突に訪れた」




村上春樹的!!と思う。この感覚わかりますか?わからない?わからんよね。てめえだけの世界。フフフ。  


Posted by sky1973629 at 21:31Comments(0)本を読む

2010年08月28日

こういう保健室の先生

いてほしい。山田泉センセ。



彼女はもう亡くなってしまったのだけど、文字を通して彼女の子どもたちへの、そして学校そのものへの熱い熱い思いが伝わってくる。おばちゃまの軽々しい語り口の行間に、込められた思いが滲み出る。「いのちの授業」よりも、どちらかというと、山チャンの日常がとても掛け替えのないように思えた。


価値観の異なる場所。そういう場所があっていい。保健室。


「斜めの関係」という言葉を改めて思い出す。共通理解、意思の統一、情報連携、行動連携ですべてを解決し伸ばせると思ったら、それは勘違いのコンコンチキチキではなかろうかな。僕はそう思う。人間はもっと複雑でもっと豊かだ。
  


Posted by sky1973629 at 09:39Comments(0)教えること育てること

2010年08月21日

ありがと

忙殺され自分を失っていたのとね、自信過剰になりつつあった鼻をバキポキッと折られたことが重なって、少々落ちてました(まあ、いつものことですな)。

車中、「やっぱ先生に向いてないよな」なんて自傷気味につぶやいてたらね、偶然にも教え子が道ばたに立っていた(なぜだろ)。交通量が多く車を止めて声をかけることはできなかったけど、すぐにこちらの視線に気づき、ニコっと手を振ってくれた。屈託ないステキな笑顔。


その後重い足を引きずって出勤したら、駐車場から後をつけていたのか、数分後に二人の子が「宿題手伝って~」と職員室にやってきた。「自分でやらんか~!」って一蹴することもできず、1時間お付き合い。


そんなこんなで元気になりました。


自分の子、学級の子、いずれにせよ子らに頼られてるっていう実感(それが勘違いであってもね)は生きる活力となってる。僕の場合かなり。教員になるまでは風の吹くままに生きてたっけ。衝動的に結婚し!?奇跡的に教員になれた。綱渡りでやってきたのに、子と関わらない僕の人生があってもおかしくなかったのに、それがもしなかったらと思うとゾッとする。こき使われてる、否、生かされてる人生。



それにしても、熱にうなされながらの3日間の父子家庭は辛かった。洗濯干しながらフラフラ。お風呂入れながらゾクゾク。歯磨きさせながらウツラウツラ。風邪薬が効きまくり、送迎はまるで飲酒運転のようだった。。。ひぃ。  


Posted by sky1973629 at 08:13Comments(2)教えること育てること

2010年08月18日

悪人

もっと早く光代さんに出逢ってほしかった。けれど、出逢ったときこそ最高のタイミングで、たぶん巻き戻したってすれ違うだけなんだろう、とも思ったり。。

切ないのが人間で、でもだからこそ輝きもある。



掛け替えられない境遇に、巻き戻らない人生に、人の痛切なまでの弱さと優しさに、ずいぶん涙くるくる。


http://www.akunin.jp/index.html#/TrailerScene/TrailerScene1  


Posted by sky1973629 at 23:30Comments(2)日常