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Posted by TI-DA at

2009年10月15日

言葉にできない

谷川俊太郎さんの「かがやくものさし」に心をさらわれる。


それは ものさしだった
みたこともない
おおきな ものさしだった
(略)
あきのひに かがやきながら
いったいなにを はかっていたのか

おもわず ひざまずいた
わたしの めから
なみだが こぼれた
ああ なぜ
ああ どうして
わたしは けしごむを
なくしてしまったのだろう

『よしなしうた』所収


正直分かんない。ものさしって、けしごむって。
でもじんわりと迫るものがある。
僕が手に入れたもの。
そして、そのせいでさ、僕が失ったもの。

ちょっと肌寒い風が、空調のきいた部屋で流れる。
何なんだろ、この思い。

でもでも、それ以上考えたくない。この思いで十分だ。
僕は言葉にしすぎる。すべてを解釈したがる。答えを。

言葉にできないことってあっていい。
それをそのまま取っておいていい。手の届かない所に。


僕が子どもとのやりとりで好きなのは、そういう場面。
言葉にできない笑顔があり、言葉にできない涙がある。

なぜ?どうして?って、聞かなくてもいい場面がある。
否、聞きたくない場面がある。非科学嫌悪症の僕でも。


そこに流れる時間には、人間と人間が織りなす掛け替
えのないコマがある。時に心が通わず痛い思いもする
そんな他人と、時間を共にできて良かったな、と思う
そんな瞬間がある。


たぶん、この本の読み過ぎだと思う。
  


Posted by sky1973629 at 01:54Comments(0)本を読む

2009年10月14日

しなやかにそして頑なに

旧友から嬉しいメルをもらった。sumoguriさんありがとね。


彼の文章を読んでると蘇ってくるものがある。何をしゃべっていたかは
もちろん思い出すことはできないけれど、それにしてもあの頃は不用意
に滔々としゃべくっていた。思いつくままに口角泡をふいてさ、将来の
ことや好きな人のこと、バイトのこと、音楽のこと、彼の好きな(好き
だった?)アイルランドのこと。などなど。

そしてそれに付けて思うのさ。最近うまくしゃべれない僕のこと。うま
く書けない僕のこと。


朴訥もいいかな、なんて思ったりもするくらい静かになった。


「いや、それでもまだ五月蠅いよ」って言う人もいるでしょ(笑)。た
ぶんね。いや確実に。でもね、僕が泡を飛ばしてるのは仕事の時だけで、
話題のベクトルが自分自身の方に向くとね、もう気の利いたことなどま
ったくしゃべれないのさ。淋しいねまったく。



しなやかでありたいと思ってる。最近、特に強く。置かれた状況にさ、
笑顔でサラッと応じたいのよ。これは処世術。疲れない生き方。でもね、
そればっかじゃダメよな。な、宮島くん(笑)。時に、洪水のように迫
る毎日に、強引に竿さすこともあっていいじゃない。大事なのはどこに
焦点を置くかってこと。ここに生き様が現れるはず。僕の。八つ九つは
流されてもさ、一つ二つは我を通す。弱っちょろいかもしれないけれど、
これがおとなの流儀じゃないかなって、僕は思ってる。


そう、もう僕はおとな。36歳。


でもね、ただでは流されんぞ。痔になろうが、四十肩になろうが、緑内
障予備軍になろうが・・・グスン・・・ただでは流れん。
  


Posted by sky1973629 at 00:15Comments(3)日常

2009年09月27日

今日の収穫2009/09/27

恒例の狩りに出掛ける。何の?虫の。


浦添大公園の川沿いあたりで虫網をくるくる回して虫を捕る。
この夏で、幼年の感を取り戻した感じ。否、もっと上手になった感じ。

ハラビロカマキリ(2匹)
バッタ(多数)
ナナホシキンカメムシ(2匹)
マダラコウロギ(もう大量に)
オキナワキリギリス(1匹)
クワゾウムシ(2匹)
小さなトンボ(2匹)

ちっちゃなカエル(1匹)


カエル以外はいつものようにお持ち帰り。ずいぶんと愛でられて、
夕方にようやくリリース。すまんね虫たち。
ただ、マダラコウロギ5cm超の特大個体が行方不明。夜中に顔に
とびかかってこないことを祈る。

それにしても、もう秋ですね。捕獲される虫に季節の変化が。



竹馬(板馬?)も作った。過保護なキット980円なり。  


Posted by sky1973629 at 20:40Comments(0)日常

2009年09月27日

アコークローに紛れて

おはようございます。最近は辛いことばかりでしたが・・・、そんな
こと書いてても疲れるので、今日はBLFのこと。



リッキーやビルを見に行ってきました。ブルーラグーンフェス。聞い
てないよ~な時間変更で、一番見たかったリッキーを見ることはで
きなかったけれど、東田トモヒロさんも良かったし、ビルも「バカヤ
ロー」と連発して気持ちよかった。うん。彼はかっちゃんバリのエン
ターテイナーでした(途中までしか見てないけど・・・)。

しかし・・・会場の雰囲気に呑まれた。なんなんだだ??というのが
正直な気分。「この人たち、どこで働いて生きてるんだろうか」と、
悲しいかなおじさん感情満タンでした。ウヘ。みんながんばっている
のでしょうと、何故か自分を励ましつつ、会場を後にしたのでした。



おとなになってさ、失ったものは大きいようです。それを実感。

  


Posted by sky1973629 at 04:33Comments(3)日常

2009年09月10日

走り出せ・・・何処へ

おもしろいくらいに忙殺されてる。

運動会練習と陸上指導と実習生指導と生徒指導と授業参観と
夏休み作品展と・・・極めつけは研究授業と。

時間がいくらあっても足りない。
僕の頭がいくつあっても足りない。


ああ、夏休みは過去の夢。

ゆぶねに流れ星を砕いて浮かべてるあの子のところに・・・走って行きたい。
ランナウェイ。







  


Posted by sky1973629 at 00:33Comments(0)日常

2009年08月29日

青空の下で・・・

過酷な3日間が始まっている。
今日は2日目か・・・。

こぼれ落ちそうなほどの緊張感が張り詰めているのだろうね。
そこにいるだけで息が詰まりそうな。
懸けてきたそれぞれの思いが交錯する。
あまりにも重たい荷物。
切望ゆえの不安。


ここまでやってきたんだから・・・成るように成るさ。
そうとしか言ってやれない。


今日も青空。どうしてるか思いを馳せてる。
  


Posted by sky1973629 at 09:25Comments(0)日常

2009年08月27日

TOSSは・・・

「TOSSは・・・だから」と言われることがある。よく考えると多々ある。
5年研修でも同期や主事から言われたな。
※「TOSS」についてはここ見てね。サッカーじゃないよ。


その定型は「TOSSはガチガチ」「TOSSは型が決まってる」


なんかね、その言いぐさのニュアンスは「組織で決められてることは必ず
従うでしょ」という感じ。でもね、僕たちが真似てるのはうまくいく方法
だからそうやってる、というもの。誰かに従順にやっているわけではない
のよ。何よりコメスの在り方を見ればそれはよく分かる・・・はず。


二学期が始まる。新型インフルエンザの嵐の中で。


いつでも基準は学級。子ども。「こうあるべき」よりも目の前の子どもを
基準に先達が作り上げた技術を選択していく。どんな二学期かな。甘えん
坊いっぱい。やんちゃ坊いっぱい。どたばたクラスだからこそ、楽しみ。
刺激的な毎日がまた始まる。
  


Posted by sky1973629 at 01:06Comments(2)日常

2009年08月12日

ライブ!!

待ち時間も入れて4時間以上も立ちっぱ。ひぃ。
後半はもう消耗戦。ぞうきんのようでした。

でもよい体験。めったにない雰囲気をごちそうさま。

  


Posted by sky1973629 at 08:25Comments(0)日常

2009年08月08日

born again

今さっき、生まれ変わった。

雪崩を起こしそうな紙と本の山を片付けて、
飲みかけたり飲み尽くしたビールの缶を捨てて、
当面のスケジュール表を作って掲げて、
生活を安定させるための当面の目標も立てて、
生活を不安定にさせる大きな夢もくっつけて、
とりあえずここだな、
という歩き出す方向を見つめて、

大好きなリッキーGのボーンアゲインを聞きながら、
大好きなパーラメントライトのショートを一本吹かして、
新調した相棒(赤黒ペン)を握り、
いつもの椅子に座ったら、
生まれ変わった。


そして私は生まれ変わる もう一度
深く息をして空を見上げて歌い出す♪



生まれ変わるのは、もう100回目くらい。
年に2~3年のペースか。。。。

「いつもいっしょじゃん」って、それは違うの。
毎回違うの。  


Posted by sky1973629 at 22:10Comments(3)日常

2009年08月03日

おかげ様で・・・

久しぶりに森達也を読んでる。



「A」「A2」では大変惑わされたな。なつかしい。


相変わらずの斜見節。でも僕がこの人が好きなのは、彼が群を
抜いた「躊躇(とまど)いの人」だから。「A」では悩みまく
っていたなぁ。一緒に悶々とさせられた。あんなに観てて苦し
い映画ってないよ。でも僕はそこに森達也の誠実さとか、人が
日常で生きることのリアルさを感じまくった。

「これだ!!」と決めると暴走気味だった僕は、彼の作品に出
逢うことで決定的におとなになった。立派なおとな??いやい
や、戸惑うおとなに。おかげ様で。
  
タグ :森達也


Posted by sky1973629 at 23:43Comments(2)本を読む