鈍才日記

映画「かもめ食堂」のワンシーン。

サチエさん（だったかな？）がミドリさん（だったかな？）に突然
質問する。


「もしも明日、世界が終わるなら何をする？」


酔っぱらっていたので、ディテールはすでに記憶のかなただけ
れど、たぶんこんなセリフを投げかけたと思う。



僕がなかなか寝付けなかった理由は、なんとこの質問への答
えを考えてたからなのです。


僕の仲良しなみやじまくんは、「娘を早く寝かせてあげて、妻と
一緒にしこたま美味しいビールとワインを飲んで寝る！」という
ことです。寝るってどういうことかしらん、と思いつつも、イッツハ
ッピーライフ！！


えー、ちなみに寝ぼけ頭でくしゃみをしつつ見出した僕の答え
は、まず家を掃除して、ピカピカの食卓でさ、炊きたてのご飯と
みそ汁と納豆とお新香を思い存分食べて、その後にカンファタ
ブルなソファで半寝半起で『ノルウェーの森』を読むこと（イメー
ジとしては、『バムとケロの日曜日』です）！！


想像力乏しい・・・か。それって、いつものことじゃん。


でもね、豪華絢爛なハレの日的終末よりも、いつもの中の快適な
ことこそ、つまり、ケの日的終末こそ、やっぱ最後にはやりたいの
かもしれない・・・。



白夜に苦しむアルパチーノ（だったっけ？）のごとく、枕をひっくりか
えしたり、布団を顔まで上げてみたりしながら考えた。やっぱ少し
歳を取ったのかもしれないなと、ちょっと寂しくなる結論。そして何
よりも、今になって思えば、僕はそんなときもやはり一人での行動
を想定しているのだよ・・・。これも我ながら寂しい結論。


みなさんはどうですか。もしも明日が最後なら。