鈍才日記

去年の夏休み、
昨日も今日もたいして変わらないような毎日に、
それはもうトコトン嫌気がさしてしまい、始めたことがある。


中型のオートバイ免許を取ること。


こんなことで僕の日常に芳しい変化があるとは思えなかった
けど、何かやらずにはいられなかったのである。
（ホントは教員を辞めたかったのだろう、でもその気持ちをま
ったく他に向けて誤魔化したのである）




んで、今日、教習所に行ってきました。
そう、
そうなんです。
まだ中免取得できずにいるの(>_<)。


８月から通い始めて早６ヶ月。
挫折していた期間も早４ヶ月。


だって、あの一本橋が渡れないのですもの。
足下を見ずに、背筋を伸ばし、下半身をどっしり構えて・・・・。


分かっとる！ちゅーねん。（怒怒怒）


頭で分かってるけどできなくて困ってるの！
そういうこと、隣でぴーちくパーチク言われるとね・・・・。もう嫌
なんです（それと同じことを僕は学校でやってるよな、と反省も
しましたけど）。


お肌プリンプリンの高校生に交じって（何を見んのよ）、黒一点。
いや、おじさん一点。彼らは怖いもの知らずだ。ガッツーンとぶ
つかっていっって、叱られることもあるけど、その分マスターする
のも早い。

それがね、もうものすごい勢いなのですよ。疾風迅雷。

それに比べてね、このおじさん、鈍才なくせに頭ばっかり使お
うとして、ヘタこきたくないから慎重になって・・・、もう冬なのに
脇汗かきまくりなのです。不甲斐ない。


もうやだ。


今日からは２段階が始まり、きちんと３０ｍ前からウインカー入
れたり、目視したり、幅寄せしたり、いろいろと注文つけてくる
から、もう途中から意識がもうろうとして、八の字は２周するし、
クランクではウイリーしそうになるし、コーンは宙を舞うし、心神
喪失でライドオフ・・・。


帰りの車でも事故りそうになっちゃうし、今までできてたことま
でできなくなっちゃった様子。心神喪失。自信喪失。



雨でも降ってきたので本でも読みます。



僕たちは職業柄、「やればできる」と、厚顔で言いますよね。
当たり前に。まるで自明に。でもね、

「やってもできない！」って、「がんばってもできない！」って、
今日だけは言わせてね。ね。それもまた真なりよ。