冬休みのお仕事①

sky1973629

2013年01月05日 14:37

明けました2013年。

今年は息子のたっての願いを聞き入れて、彼ら初の神宮参り。

息子らは念願のおみくじ。二人とも中吉・・・。まあまあですね~
と笑いながら僕はひかず。小心者の人間にとっておみくじは身
体に悪い。100円投げて、「ベストを尽くします。どうぞ元気で
働かせてください」と神頼みで十二分とする。

あまりたくさん持ってないけれど、誠心を尽くそう。
尽きない欲望はなるべく抑えて、清福を味わおう。
自己主張をする前に、まず人の話をしかと聴こう。

そう決めた一年。お天道様、どうぞよろしくお願いします。


さてさて、年末は親の介護で費やしてしまい、ほとんど学校に
行けなかった。学校から離れた期間が少々長かったせいかな、
なかなかエンジンがかからない。「おいおいがんばろうーぜ」と
担任リハビリを始める。

一番最初にやるのは、やはり掃除。掃除。掃除。
学期末にみんなで大掃除をしてある程度はキレイになってる
のだけれど、仕上げは担任の仕事。



僕ら教員が真っ先にやらなきゃいけない仕事は、やっぱり環
境整備だと思っている。「掃除は子どもにさせなきゃ意味がな
い」と厚顔に言って徹底的に掃除をさせる方々がいるけれど、
僭越ながら、それは無知ではなかろうかと僕は思っている。
子どもは決して「掃除や」ではない。

僕ら教師が子どもたちにさせているのは「清掃学習」なのであ
り、「清掃」そのものではない。「清掃」の意義、つまり衛生の大
事さや気持ち良さ、効率的な術、協力などを教えるのが「清掃
学習」。だからそれらがある程度達成できれば、掃除に不十分
なところがあっても僕は差し支えない。残りは教室の管理者た
る担任の仕事に他ならない。

だから、せっせとやる。机を寄せながら、ロッカーをふきなが
ら、次第に子どもたちの顔が具体的に浮かんでくる。拾いも
のから学級の様子も見えてくる。「これ指導しなきゃいけない
な」とか「こういうのしっかり見ていかなきゃいけないな」と自
分と学級の課題がはっきりしてくる。これをせっせとメモする。

特に力を入れるのが生理的な感情が湧くところ。




学校はストレスのかかる場所。どんなに楽しいことをしたっ
てそれに違いはない。というよりも、一定のストレスをかけ
て成長を促すのが役目、とも言える。だから、なるべく生活
スペースで嫌な気分にさせたくない。とりわけ生理的な感
情が惹起されるところは熱心に。

カビキラーをまきまき、たわしでごしごし、ぞうきんでキュッ
キュッと拭いて完成。昨日と今日とで2日かければかなり
きれいになった。ふぃー。

頭巾に作業着ズボン。格好はただの大掃除をするおっさん
ですけど、思考は次第に教師モードに。


散らかっていた気分もまとまり始めてきた。
さあて、また演じてみようかと思う。

関連記事