心の支え

sky1973629

2011年06月10日 21:43

ハードな日々を送ってる。

外部からの訪問が重なり、生徒指導担当として奔走させられた。何より僕を疲れさせたのが、学校全体を見渡して答弁するようなやりとり。校長室に呼ばれ、対応の協議を重ねるんだよ。

僕はあくまでプレイヤーだ。学校で言えば、他でもない「担任」という仕事が僕の本業だ。それを棚上げておいて、いわば大局の話しを重ねる。これが僕にはまったく向いていない。「そんなじゃ偉くなんないよ」って言われるけど、プレイヤーとしてこの仕事を選んだのだから、不器用な僕はやはり大局論には戸惑うし、何より学級の子どもたちの未来を考えて試行錯誤を重ねてるときが、立ち位置としてはストンと落ちる。踏ん張りがきくし、何より元気がでる。

そうこうしてるところ、ふらふらっとツタヤに寄ったら、すぐに目についた。キングカズ。



我田引水だけど、「つながってるな」って嬉しくなるよ。何でかって?そこにはこう書かれてたから。


自分が監督に向いてるとは思わない。例えばスタンドから試合を見ても、どの選手の運動量が落ちているだとか、チームのどこをいじれば良くなるかとかいうのがイマイチわからない。/多分、それは僕が基本的に意識を自分に向けてプレーしているから。相手うんぬんよりも、自分が何ができるのか。
『やめないよ』(新潮新書)

当然だけれど、目の前の子どもたちのことを考えるのが僕らの仕事。でも、それを越えて学校がどうのとか、沖縄県の教育施策がどうのとか、今の僕にはまだ重要じゃない。もちろん、目の前の子どもたちのことを考えていけば、そういう大局論にぶつかるのは分かっている。でもそれは今じゃない。今、肝心なのは毎日飽きるほど顔をつきあわせるあの子たちをどう成長させ、どう笑顔にさせるかってこと。そういう意味で、僕はまだプレイヤーでありたい。どんな子でもひっくるめて引っ張り続けるプレイヤーで。

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