病に倒れていた。
なーんて、なんてことはない。扁桃炎。
でも、かなり辛かった。
のどが5分3くらい(微妙だな)がふさがり、つばを呑むのも、で
はなく、空気が通過するのも激痛。
2日2晩、40度の高熱にうなされ、子種を失う幻想に苛まれた。
たぶん、職業病である。
TOSSに入部してからというもの、「ムダな言葉は削る」ことを
肝に銘じているのに、これである。しゃべりすぎ。
しゃべりすぎた 翌朝 落ち込むことの方が多い(by エコー)
高熱の中、落ち込んでいた。
でも、家庭訪問では、さすがにしゃべらずにはいられまい。対話
恐怖症の僕は、それを隠しつつ、たぶんよくしゃべったのだろう。
「しゃべるな!」という医師の奉命もあり、なんと丸2日間、校長
にお願いをして休みをとった。学級開きそうそうまったくダメな教
師である。
でもでも、嬉しいことがあった。
復職して山積みになった家庭学習帳を開くと、そこには「コメス
先生がいいよー」と素直に書いてくれた子が数名。「寂しかった」
と書いてくれた子が2名。「コメスがいないと百人一首ができな
いのでつまらない!」と、これまた素直に書いてくれた子が二十
名近くもいた(ちなみに、「オレより早く休んじゃダメでしょ」とダメ
だしをした子も1名いた。グスン)。
「コメス=百人一首」という構図も、喜んでよいのか悪いのか微
妙だが、でも僕が鳴り物入りで始めた百人一首にこれだけ食い
ついてくれている事実に感動。あまりの嬉しさに、休んだことで
おざなりにされていた事務的なあれやこれやを棚上げにし、出
席点検した後に、すぐに百人一首再開!!
みんな良い笑顔であった。
僕も笑顔。
みんなに逢えてよかった。
生きて帰ってこれてよかった(大袈裟)。
先生になってよかった。
柄にもなく、ちょっとセンチメンタルにそう思う今日でした。