それぞれの朝、それぞれの代償

sky1973629

2008年02月24日 08:01

一日だけ病気をしていた。
気分が悪く、トイレと仲良くしていた。ゲロん。


でも十分寝たら治った。
あー、爽快爽快。


気分も良くなったので、煙草を呑む。


すると、眼下に掃除をしてるおっちゃん発見。
いつもと同じジャージ。同じ袋。同じ場所。同じ姿勢。
そして無口。


このおっちゃんは、いわば近所の変わり種である。
みんなありがたがってるが、その1mmのズレも感じ
させないルーティンワークが人を怯えさせる。のか。


人の玄関前であろうが、自宅から100mも離れた下
水だろうが、がっさがっさ脇目もふらずにゴミを収集し
ている。無愛想で。
最近ゴミ多いですよ、と愚痴ることもない。
いやー、暑いですね、と交流を求めることもない。



もくもくと動く(働くというよりも動く)彼を、しばしじーっと
眺めて思う。「偉いな」。


ふと、「誠実だな」と思う。
それ代償よな、と思う。
彼は彼なりの自己治療なのか、と思う。


この社会で生きる上での代償は人それぞれなのである。
やり方は、癒し方は千人万色である。


と、僕は非常に勝手に彼を僕のパースペクティブに引き込む。
すると、僕も動きたくなった。昨日は動かなかったからね。


彼はその営為を通して何を思うのかな。
今日は彼のパースペクティブに入り込んでみよう。
ほうきを持って、これから掃除してきます。家の前。

たぶん、「人のためになってるな」と、世俗的で利己的でつまらない
ことばかり考えて自己治療をするのだと思うけれど・・・。



気分不良でお気遣いいただいた皆様に感謝(拝)。

※タイトル間違えてましたので変更しました



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