20歳のみんなへ(パート2)
僕からみんなへ手紙を入れることになった。
タイムカプセルにである。
20歳になったみんなへのハナムケである。
ずいぶん迷ったが、素直に書いた。
僕がわが道を進むためにおざなりにしたもの、棚上げにしたもの、
傷つけたもの、背負わせたもの、捨てたもの・・・。
ずいぶん身勝手な人間だ。あわせる顔なんて実はないのだ。
でもでも、そのおかげで今の自分が在るのです。
その因果で今の僕はこのような今を生きているのです。
違った生き方を選べば、違った今があったに違いない。
あのとき傷つけない方法をとれば、僕はもっと違う視野をもったのかもしれない。
でも、僕はこの生き方を選んだ。結果的にだけど。
そのための代償は背負いがたく大きい。だけど、悪くはないとも思う。結果的に。
掛け替えのない人生。
もちろん、こんな抽象論を展開したんじゃない。とても大雑把に言って、こんな
内容をできるだけ具体的に書く努力をした。フー、なかなか難しいな。
で、手紙の最後にこう記した。
みなさんはこれからです。ここからスタートです。やりたいようにやりなさい。
進みたい道を突き進みなさい。今できることは何でもやりなさい。その結果
として人に嫌がられたり、人を傷つけてしまったのなら、そこから学びなさい。
みなさんの人生が掛け替えのないものになることを心から願います。
まったくジャニスみたいなセリフだな。
いやいやレイコさん(@『ノルウェーの森(下)」)の手紙にそっくりなのかもしれない。
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