堂々巡りではいけないのよね

sky1973629

2012年09月29日 07:58

いろいろあった夏だった。僕は元気なのだけど、その周辺でドタンバタンといろいろと。ようやく落ち着きを見せてきたけれど、気ぜわしいのは変わらない。

おかげさまで様々な覚悟もできた。少しまたおとなになったかな。いやおじさんにね。


何だか無性に本を読みたくなって、棚から本をとったら、そこに十数年も前にやったんだろうと思われる折り目が。


「そういう考え方は本当にくだらないと僕は思う」と僕は言った。「後悔するくらいなら君ははじめからきちんと公平に彼に接しておくべきだったんだ。少なくとも公平になろうという努力くらいはするべきだったんだ。(略)「ねえ、いいかい、ある種の物事というのは口に出してはいけないんだ。口に出したらそれはそこで終わってしまうんだ。身につかない。君はディック・ノースに対して後悔する。そして後悔していると言う。本当にしているんだろうと思う。でももし僕がディック・ノースだったら、僕は君にそんな風に簡単に後悔なんかしてほしくない」(村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』)


口ばっか先に出る今日この頃。おじさんになってしまった分、余計にたちが悪くなってきたようにさえ思う。同じところをぐるぐると周り、愚痴と後悔をまきちらし、疲れ果て、わずかな出口を見つけてはまた同じことを繰り返す。まったく身についてない。十数年前の学びを忘れていた僕に、僕は改めてその空しさを教えてくれた。


これは子どもたちからアップするように言われ続けてた写真。うちの学級のアイドルとそれを脅かす猛獣。なんのこっちゃ。

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